聴いているのに、残らない
Audibleを使い始めてそれなりになる。月に20冊前後、通勤中や家事の合間に聴いている。
数字だけ見ればそこそこ読んでいる。でも正直に言うと、頭に残っているかというと怪しい。
「あの本、面白かったよな」とは思う。でも「どんな内容だったっけ?」と聞かれると、なんとなくしか答えられない。ストーリーの輪郭は残っているけど、細部はもうぼんやりしている。
これでいいのか、とずっと思っていた。
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アウトプット前提で聴けば変わるんじゃないか
あるとき気づいた。
頭に残らないのは、インプットだけで完結しているからじゃないかと。聴いて、終わり。それだけだから残らない。
アウトプットを前提にして聴いたらどうだろう。「これをあとで書く」という意識があるだけで、聴き方が変わるんじゃないか。
これは読書術でもよく言われることだけど、実際にやろうとすると続かない。ノートに書く、メモアプリに打ち込む、どれもAudibleを聴きながらやるには摩擦が多すぎる。
だったら、そのための専用アプリを作ればいい。
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僕の読書は少し変わっているかもしれない
ここで少し自分の話をする。
僕が小説や物語を読むとき、実はストーリーはそこまで重要視していない。最終的にあらすじがなんとなく頭に残っていれば十分で、それよりも大事にしているものがある。
情景描写の言葉の使い方。感情表現の言葉の使い方。表情を表すときの言葉の使い方。
読んでいて「ウワッ」となる瞬間がある。頭の中でぱっと情景が広がる一文、心が震える表現、その言葉の選び方。そういう瞬間を捕まえておきたい。
ストーリーはなんとなく残ればいい。でもあの一文は絶対に残しておきたい。
普通の読書記録アプリは「あらすじ」「評価」「感想」を残すものが多い。でも僕が残したいのはそこじゃない。言葉そのもの、表現そのものを集めておきたいんだ。
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より少なく、より良く
アプリを作るにあたって決めたコンセプトがある。
「より少なく、より良く」
これはエッセンシャル思考の考え方で、本当に必要なものだけに絞るということ。機能を増やせば増やすほど使わなくなる。続かないアプリを作っても意味がない。
だから機能はこれだけにする。
– 本のタイトルを選ぶ
– 一文を入力する(音声入力対応)
– タグをつける(情景・感情・表情・その他)
– あとで見返す
それだけ。評価も感想もいらない。タイムスタンプも考えたけど、手動になる時点で使わなくなる未来が見えたので切り捨てた。
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まだ作り始めていない
正直に言うと、今の時点ではまだアプリは存在していない。
コンセプトは決まった。何を残したいかも決まった。機能も絞った。あとは作るだけ、という段階だ。
Next.js + TypeScriptで作る予定で、まずは自分が毎日使えるものを目指す。使えることが確認できたら、同じように感じている人に使ってもらうことも考えている。
作りながらここに書いていく。続きをお楽しみに、とは言わないけど、気が向いたらまた見に来てください。
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